《 iパス用語解説》e-ラーニングとは何か。いつでもどこでも学べるe-ラーニング。大まかな説明付き。IT / ICT Glossary「IT担当者からのファーストリポート」

「IT / ICT Glossary」シリーズでは、主に国家資格「ITパスポート(iパス)」に関連した用語を解説致します。

iパスの学習範囲は「企業と法務」など、システム以外の分野も含まれていますので、業種・職種に関わらず、社会生活を送る上で、とても参考になると考えています。

今回のキーワードは「e-ラーニング」です。

大まかに説明すると

e-ラーニングはインターネットを使って、どこでも学べる方法です。

企業がe-ラーニングを導入する理由は、場所や時間を問わず各人が学べることです。e-ラーニングを使えば、コスト削減、人手不足の解消、時空を超えたトレーニングができます。

例えば、研修のために交通費や宿泊費をかけなくても、自分の業務のペースに合わせて学ぶことができます。

また、24時間365日稼働している企業でも、どこでもいつでも学ぶことができます。

e-ラーニングとは

e-ラーニングのeはelectronicを意味し、電子的なとかIT技術といった意味合いがあります。

e-ラーニングといえば、主としてインターネットを使ったオンライン学習を意味します。

学習塾や英会話などのレッスンをはじめ、企業研修でも近年広く採用されている方法です。

e-ラーニングを導入する企業が増えている理由

e-ラーニングを新人研修やステップアップ研修、その他の研修に企業が広く導入を進めている一番の理由は、いつでもどこでも場所や時間を問わず、各人が学べることです。

全国に支社や営業所、店舗がある場合でも、海外赴任の人がいても、わざわざ本社などに集まることなく、各自の勤務先や自宅などでも学ぶことができます。

業務中のちょっとした空き時間などに学べるので、自分の業務のペースに合わせて学ぶことができます。

英語版をはじめ、海外進出先の現地の言葉での研修を作成すれば、e-ラーニングで簡単に海外にいる外国人の研修も可能です。

企業がe-ラーニングを導入するメリット

企業がe-ラーニングを導入するメリットはコスト削減、人手不足の解消、時空を超えて活用できる点があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コスト削減

従来のOff-JTなどの研修では、全国に散らばるスタッフが本社などに集まることや外部スクールなどに出かけて研修を行っていました。

この場合、交通費や宿泊費、会場費などがかかります。

こうしたコストをカットできるのがメリットです。

研修を受ける人数が多い場合や一定の地域や店舗ごとに研修を実施する場合、その都度、本社のスタッフが出向くことや外部講師に依頼しなくてはなりません。

e-ラーニングは一度収録した研修内容を使い回しできるので、人件費や講師費用もカットできます。

人手不足の解消

集団研修や座学研修のために、日程や場所を決めて一堂に会することになると、その日の業務ができなくなります。

e-ラーニングは、自分の業務のペースに応じて空き時間や業後などを使って学べるので、業務に支障が出ません。

人手不足で一人スタッフが欠けても穴埋めに大変な企業やお店が多い中、研修を受けるためにスタッフが抜けずに済むのもメリットです。

時空を超えたトレーニング

ワークスタイルも多様化しており、24時間365日稼働している企業も少なくありません。

日勤、夜勤、シフト勤務を問わず、それぞれの勤務時間に学ぶことができます。

グローバル化で海外拠点も増えている中、e-ラーニングなら時差を気にせず、どこでもいつでも学べます。

本キーワードの関連情報

今回のキーワードは、ITパスポート試験シラバスの、以下カテゴリに分類されています。
試験のご参考にもなれば幸いです。

カテゴリ:ストラテジ系 / 大分類1「企業と法務」 / 中分類1「企業活動」

1.経営・組織論

目標「企業活動や経営管理に関する基本的な考え方を理解する。」

説明「担当業務を理解するために,企業の基本的な活動全体を理解する。担当業務の問題を把握し,解決するために必要なPDCA などの考え方や手法を理解する。」

(2) 経営管理 / ヒューマンリソースマネジメント

・経営管理に関する基本的な考え方
・経営管理におけるヒューマンリソースマネジメント(人的資源管理)の重要性

参考・引用元資料

【ITパスポート試験】試験内容・出題範囲
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html


ここまで読んで頂いて、誠にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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