《 iパス用語解説》Off-JT とは何か。新人から管理職まで段階的に行えるOff-JT。大まかな説明付き。IT / ICT Glossary「IT担当者からのファーストリポート」

「IT / ICT Glossary」シリーズでは、主に国家資格「ITパスポート(iパス)」に関連した用語を解説致します。

iパスの学習範囲は「企業と法務」など、システム以外の分野も含まれていますので、業種・職種に関わらず、社会生活を送る上で、とても参考になると考えています。

今回のキーワードは「Off-JT」です。

大まかに説明すると

Off-JTは、現場を離れて行うトレーニングのことで、社内や社外からの集団研修、eラーニング、スクールでの勉強、現場でのOJTなどが含まれます。

新人教育だけでなく、キャリアアップや管理職研修、セクハラやパワハラ、ダイバーシティなど社会問題に応じた研修もあります。

新人の場合は基本的なビジネスマナーや会社の基本的な知識を覚える座学研修や集合研修が適しています。

業務時間中に行われることが多く、管理職になるための研修には、ロールプレイングやワークショップなども行われます。

Off-JTとは

Off-JTとは、Off-The-Job Trainingの頭文字を取った略語で、仕事の現場を離れてトレーニングを受けることを言います。

社内での集団研修や社外から講師を招いてセミナーなどを受けることです。

外部のスクールなどに勉強に行くこと、最近ではeラーニングを通じてオンラインで各自が学ぶことなども含まれます。

現場で仕事をしながらトレーニングを受けるOJTは、主に新人トレーニングや初めての仕事を覚える時に行われます。

これに対して、Off-JTは新人教育だけでなく、管理職教育に至るまでキャリアアップのあらゆるプロセスにおいて利用できるトレーニング法です。

新人の基本研修や集団研修

新人が実際に現場で仕事をする前に、仕事の基本知識を教える研修や新卒一括採用などで新人の人数が多い場合にOff-JTが行われています。

社会人としてのいろはから、ビジネスマナー研修、会社の基本的な知識などを覚えるには、座学研修や集合研修が適しています。

社内の新人教育スタッフが研修を行うほか、外部からビジネスマナー講師を呼んで行うことも少なくありません。

中小企業など新人の数が少ない場合は、基本的なビジネスマナー研修を外部のスクールで受講させることもあります。

キャリアアップ研修

入社後、キャリアアップ制度の一環として、段階的にスキルアップ研修を行う場合にもOff-JTが活用されています。

キャリアアップ制度として仕事に就いてから半年後、1年後などの計画があらかじめ立てられ、どのような研修を行うかも計画を立てておくことが基本です。

あらかじめ日程を決め、対象となる参加者はその日は通常業務はお休みにして、業務時間中に研修を受けます。

管理職研修

管理職になるための研修も、Off-JTが行われます。

対象者が業務時間中に社内のセミナールームなどに一堂に会して研修を受ける場合や外部のスクールに行くケースも少なくありません。

また、土日などを利用して社外で合宿研修を行う企業も増えてきました。

管理職となるためのいろはなど、知識の習得をはじめ、ロールプレイングやワークショップなどが行われます。

特別研修

そのほか、Off-JTは必要に応じて集団的、集合的に学ぶ必要がある場合にも行われます。

セクハラ研修やパワハラ研修、個人情報保護研修をはじめ、メンタルヘルス研修、ダイバーシティ研修など、法制度にもとづき行うべき研修や社会問題など環境や時代に応じた研修などです。

本キーワードの関連情報

今回のキーワードは、ITパスポート試験シラバスの、以下カテゴリに分類されています。
試験のご参考にもなれば幸いです。

カテゴリ:ストラテジ系 / 大分類1「企業と法務」 / 中分類1「企業活動」

1.経営・組織論

目標「企業活動や経営管理に関する基本的な考え方を理解する。」

説明「担当業務を理解するために,企業の基本的な活動全体を理解する。担当業務の問題を把握し,解決するために必要なPDCA などの考え方や手法を理解する。」

(2) 経営管理 / ヒューマンリソースマネジメント

・経営管理に関する基本的な考え方
・経営管理におけるヒューマンリソースマネジメント(人的資源管理)の重要性

参考・引用元資料

【ITパスポート試験】試験内容・出題範囲
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html


ここまで読んで頂いて、誠にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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