《 iパス用語解説》リーダーシップとは何か。スタイルとリーダー育成の必要性。大まかな説明付き。IT / ICT Glossary「IT担当者からのファーストリポート」

「IT / ICT Glossary」シリーズでは、主に国家資格「ITパスポート(iパス)」に関連した用語を解説致します。

iパスの学習範囲は「企業と法務」など、システム以外の分野も含まれていますので、業種・職種に関わらず、社会生活を送る上で、とても参考になると考えています。

今回のキーワードは「リーダーシップ」です。

大まかに説明すると

リーダーシップは、組織やチームをまとめる力です。

リーダーは、仲間たちを指導し、一緒に目標を達成するための力を持つ必要があります。

リーダーシップのスタイルには、いくつかの種類があります。

強制型は命令して動かす方法で、緊急時に使われます。ビジョン型は、ビジョンを示してメンバーを引っ張ります。コーチ型は、メンバーとコミュニケーションを大切にし、アドバイスをしながら目標達成をサポートします。関係重視型は、関係性を大切にしてチームづくりをします。民主型は、メンバーの意見を取り入れながら進めます。ペースセッター型は、自らがお手本を示して仲間を鼓舞します。

リーダーシップのスタイルは、状況やメンバーによって使い分けられます。

リーダーシップとリーダーの必要性

リーダーシップとは、組織やチームなどに所属する複数のメンバーをまとめ、統率していく力を意味します。

会社においては、会社を経営する経営者にリーダーシップが求められるのをはじめ、管理職や各プロジェクトチームや営業チームなどのリーダーにもリーダーシップが求められます。

会社が目標を達成し、業績を上げていくためには、目標を達成するためにメンバーを鼓舞し、個々が能力を発揮しながら同じ方向を向いて仕事に意欲的に取り組むためのリードを採る人材が欠かせません。

リーダーシップのスタイル

組織におけるリーダーシップには、いくつかのスタイルがあります。

リーダーに抜擢された人の性格や考え方で、どのスタイルのリーダーが生まれるかが変わることも少なくありません。

戦略的に経営をしていくには、達成したい目標や期間、置かれている状況やメンバーの性格や能力などに合わせ、適切なスタイルのリーダーを配置し、リーダーシップを採っていくことが求められます。

強制型リーダーシップ

強制型リーダーシップは、リーダーが命令することや指導するのに従って、メンバーが動くスタイルです。

体育会系のリーダーシップは、近年ではメンバーの反感を買うことも少なくありません。

一方、災害発生などの緊急時をはじめ、速やかにトラブル解決や対応が求められる時には適しています。

ビジョン型リーダーシップ

ビジョン型リーダーシップは、一定のビジョンを示し、ビジョンを共有したメンバーを自律的に突き動かしていくスタイルです。

コーチ型リーダーシップ

コーチ型リーダーシップは、メンバーと1対1でのコミュニケーションを重視しながら、目標達成に向けて気づきを与えることやモチベーションを高めるアドバイスなどを送りながら、目標を達成させていくスタイルです。

関係重視型リーダーシップ

関係重視型リーダーシップは、メンバーとの関係性を良好に保ち、風通しの良いチームづくりを行い、リーダーのため、メンバーのために頑張れるチームづくりをするスタイルになります。

民主型リーダーシップ

民主型リーダーシップは、メンバーからの意見や提案をしてもらい、それをリーダーがまとめながら方向性を決めていくスタイルです。多数の意見が一致したことを根拠に、協調しながら目標達成を目指します。

ペースセッター型リーダーシップ

ペースセッター型リーダーシップは、リーダーがお手本を見せることで、メンバーの意識を高め、自分も同じようにやってみよう、頑張ろうと意欲を高める方法です。自らが率先してメンバーを引っ張っていきます。

本キーワードの関連情報

今回のキーワードは、ITパスポート試験シラバスの、以下カテゴリに分類されています。
試験のご参考にもなれば幸いです。

カテゴリ:ストラテジ系 / 大分類1「企業と法務」 / 中分類1「企業活動」

1.経営・組織論

目標「企業活動や経営管理に関する基本的な考え方を理解する。」

説明「担当業務を理解するために,企業の基本的な活動全体を理解する。担当業務の問題を把握し,解決するために必要なPDCA などの考え方や手法を理解する。」

(2) 経営管理 / ヒューマンリソースマネジメントの目的

・経営管理に関する基本的な考え方
・経営管理におけるヒューマンリソースマネジメント(人的資源管理)の重要性

参考・引用元資料

【ITパスポート試験】試験内容・出題範囲
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html


ここまで読んで頂いて、誠にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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